抗生物質とは?簡単にわかりやすく説明します(漫画つき)


抗生物質とは、抗菌薬とも呼ばれていて細菌を退治する薬のこと

細菌が原因の病気に対して使われる薬

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はじめに

こんにちは。

おじさん薬剤師のTOYOFUKUです。

今日は抗生物質の話です。

病院に風邪などでかかったとき、

お医者さんから

「抗生物質だしときますね」

言われたことのある方が結構いらっしゃるかと思います。

逆に、自分からお医者さんに

「抗生物質ください」

とお願いする方もいらっしゃると思います。

ただ、抗生物質と言っても、いまいち抗生物質がなんのかわからない人もいるではないでしょうか。

抗生物質とは一体なんなのでしょうか?

この記事では、

抗生物質の定義について

できるだけわかりやすく説明します。

まず、簡単に理解できるように下手ですが漫画をつけました。

ご覧ください。

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漫画~抗生物質とは?~

抗生物質とは1 抗生物質とは2 抗生物質とは3 抗生物質とは4 抗生物質とは5

以上が漫画になります。

漫画だけの簡単な説明でいい方は、

よろしかったら関連記事をご覧ください。

もう少し詳しく知りたい方 は、

関連記事の下 に漫画では説明しきれなかったことを書きました。

よろしかったらご覧ください。

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抗生物質の関連記事

抗生物質とは?一言で言うと・・・

抗生物質というのは、

現在定義がはっきりしていない状態です。

でも僕なりに簡単に説明すると、

抗生物質とは、抗菌薬を意味し、細菌を退治するための薬です。

人に聞かれたら僕は、こう答えます。

抗生物質は、抗生剤と言うこともあります。

 

抗生物質とは?厳密に言うと・・・

抗生物質の定義は、1942年にされました。

そのときに、抗生物質とは

微生物が産生し他の微生物の発育を阻害する物質」

と定義されました。

 

この定義は、素人ではよくわからないでしょう。

子供に説明しても

「???」

だと思います。

 

他のわかりやすいものに例えてみましょう。

微生物とは細菌、つまりバイキンマンのことです。

そして他の微生物が、かびるんるんのことです。

バイキンマンが作った(微生物が産生し)

かびるんるんをやっつけるもの(他の微生物の発育を阻害する物質)

これが抗生物質です。 

 

しかし、1928年に人類が初めて抗生物質を発見してから90年近くがたちました。

そのあいだに様々な研究、発見がなされました。

 

そのため、現在は抗生物質の意味があいまいになってきています。

まず、「微生物が産生し」の解釈が変わってきています。

微生物が産生したものだけではなく、微生物が産生した物質を、改良のため加工したものを含めるようになりました。

つまり、ばいきんまんが作ったものを改良したものも抗生物質になるわけです。

 

そして、「他の微生物の発育を阻害する」というのも意味が広くなってきています。

当時、ここでの微生物は細菌を意味していたのですが、細菌だけではなく、ウイルス、真菌(カビのこと)、腫瘍細胞、免疫細胞の発育を阻害するものも含めるようになりました。

つまり、かびるんるんだけではなく、ドキンちゃんやコキンちゃん(ドキンちゃんの妹分)もやっつけるということです。

 

これらをまとめると、

抗生物質とは

微生物が産生したものおよびそれを元に加工されたもので、

細菌、ウイルス、真菌、腫瘍細胞、免疫細胞の発育を阻害する物質」

という具合になります。

 

置き換えると抗生物質とは、

「バイキンマンが作ったもの及びそれを改良したもので

かびるんるんやドキンちゃんやコキンちゃんをやっつけるもの」

ということです。

 

そして、

  • 細菌に効く抗生物質を抗菌剤
  • ウイルスに効く抗生物質を抗ウイルス薬
  • 真菌に効く抗生物質を抗真菌薬
  • 腫瘍細胞に効く抗生物質を抗がん性抗生物質
  • 免疫細胞に効く抗生物質を免疫抑制剤

といいます。

抗生物質とは1

 

抗生物質とは?実情は・・・

上記のように、抗生物質は、細菌以外のさまざまなものに対して効果があります。

しかし、抗生物質は細菌に効く薬、つまり抗菌薬である場合がほとんどです。

そのため実際のところは、抗生物質は、

抗菌薬とほぼ同じ意味

で使われています。

          抗生物質抗菌薬

ということです。

そして、抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗がん性抗生物質、免疫抑制剤という言葉は、

まとめて「抗生物質」 と呼ぶことがありません。

抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗がん性抗生物質、免疫抑制剤がそれぞれ、

単独の言葉で使われています。

 

この認識を持っている人が非常に多いのが実情です。

そのため、抗生物質には本来ならウイルス、真菌、腫瘍細胞、免疫細胞に効くものがあるのですが、

抗生物質≒抗菌薬の認識が強いことで

抗生物質はウイルス、真菌、腫瘍細胞、免疫細胞には効かないという認識が主流になってきています。

抗生物質とは2

このサイトでは、皆さんにわかりすく理解していただくために、抗生物質は抗菌薬を意味して使っています。

「そのため、抗生物質は、ウイルスには効きません」と表現することもあります。

 

完全に人工的なものは抗生物質?

さらに初めから人工的に作り出したものは、抗生物質なのか?という疑問があります。

細菌に効く物質の中には、サルファ剤キノロン系といって微生物由来ではなく、人工的に作り出された物質があります。

これは、

完全に人工的に作り出したものは、抗生物質ではないという考え

広義の抗生物質であるという考え

があり、はっきりしないところです。

ただ、日本では初めから人工的に作り出したものは、抗生物質ではないとする考えが多く、

合成抗菌薬(抗菌薬のうちの一つ)と呼ばれる場合があります。 

 

人類初の抗生物質

一番最初の抗生物質はペニシリンです。アオカビから発見されました。

このペニシリンにより第二次世界大戦中に負傷した多くの兵が助かりました。

この発見をしたイギリスのフレミング博士はノーベル賞を受賞しています。

 

テレビや漫画で登場した抗生物質

手塚治虫の漫画「火の鳥」でけが人を治すために

アオカビを大量に食べさせる

という場面がありました。

 

はたして抗生物質を抽出せずにアオカビ食べるだけで、本当に治るのかは不明です。

しかし、アオカビが作り出すペニシリンで体内にいる菌を退治しようという理屈です。

 

ドラマJINでも、アオカビから抗生物質のペニシリンを作り出す場面がありました。

ペニシリン製造に成功したことがわかった瞬間、

俳優の田口浩正さん演じる山田純庵が

「18番、薬効あり!!」

って言うところが、僕の好きな場面です。

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